ジョジョの奇妙なプリキュア |
【黄金の精神】
ピーサードは2○歳の時、教師になった。 学校は私立の女子中で、以後、ピーサードは教鞭を振るうこととなった。 しかし、生徒は教師の見ていないところで、よく授業をサボったりした。 そして、上司からのうっぷんを晴らされるなど、 このままでは、ピーサードが心の捻じ曲がった人間になっていく事は、 誰が見ても時間の問題だった。 しかし、ある事件がきっかけで、ピーサードは救われる事になる。 いつものように、ピーサードが学校の帰り道を歩いていると、 星型の生き物が必死に逃げていた。 生物なのかわからなかったけれども、何かに追われてるみたいだった。 すると、そこに少女たちがわめきながら走ってくる…… どんどん、こっちへ向かってくる。 ピーサードに質問してきた。 「あっちへ行ったよ。」 ピーサードはウソをついた。 恐怖はなかった。ただ、追われている生物に対し、 「自分と同じように、ひとりぼっちでさびしそうだな。」 と思っただけだった。 2ヶ月くらいしたころ…… 「生物」がピーサードの前にあらわれた。 「生物」は生きており、そしてピーサードがかばってくれた事を覚えていたのだ… ―そして、こう言った。 『君がしてくれた事は、決して忘れない』 なぜ追われていたのか、それは言わなかったが。 ほどなくして、生徒が真面目に授業を受けるようになった。 同僚の女教師も優しくしてくれる。 生物は『ザケンナー』だった。 『ザケンナー』は遠くから、 ただ静かにピーサードを見守ってくれているだけだったが。 他人の顔色ばかりうかがっている青年に対し、 敬意を示してくれるつき合いをしてくれた。 両親から学ぶはずの「人を信じる」という、 あたり前の事を、ピーサードは無言の他人を通じて知ったのだ。 奇妙な事だが…… 光の園を襲い、プリズムストーンを奪う「ザケンナー」が、 ピーサードの心をまっすぐにしてくれたのだ。 もう、イジけた目つきはしていない… 彼の心には、さわやかな風が吹いた……。 ザケンナーは決してピーサードを 『闇の世界に巻き込まない』という厳しい態度をとっていたが… 生徒が授業中に居眠りをし、土足で廊下を走り回る、ピーサードの職場環境では、 ピーサードの気持ちを止める事はできない…。 彼の中に、生きるための目的が見えたのだ… こうして「ピーサード」は、一流の教師にあこがれるよりも…… 『ドツクゾーン』に、あこがれるようになったのだ! |