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前回のあらすじ


ごくフツーの中学生・可憐は、憧れのお兄ちゃんとのデート中に
巻き込まれたある実験の影響で、ヤマピカリャーのDNAを組み込まれてしまった。

さらには、謎の男・ソニチに「チートからPSOを守って欲しい」と頼まれて、
正義の味方・東金ミュウミュウのひとり、
“ミュウカレン”に変身し、チート軍団と戦うことになる。

やっと探し出した4人の仲間と共に、普段はサイゼリア東金店でウェイトレスをしながら情報収集し、

SEGAの未来にご奉仕するにゃん

をキメ台詞にチートアニマ―――

レア見せびらかした上に保護者きどり?その脳みそもチートしてもらうべきね

と言われてしまった三流ハンターと戦う。
GC版のアイテム増殖バグを直せば元に戻れるそうなのだが・・・。





亞里亞「準備はできてます。」

咲耶「さあ、こいッ!」

可憐「が〜んば〜るぞ〜!」

千影「おおっ、ひさしぶりじゃな!




   生き残るのは2人だけ!
RANDOM BATTLE BEGIN


ACTION

 GO!





千影「私は可憐ちゃんとやるから……咲耶ちゃんは亞里亞ちゃんとやってくれ……。」

咲耶「いいわよ、べつに。」


千影は可憐に向き直り、戦闘態勢に入った。


千影「さあ、可憐ちゃん……。広い場所で思い切りやろうじゃあないか……。」

可憐「了承(一秒)。」


ガオン!


可憐と千影は、この世界の空間から姿をまったく消し、
一瞬のうちに移動していた。

そして咲耶も亞里亞と勝負を決めるべく、向かい合った。


咲耶「さあて、亞里亞ちゃん。どこからでもかかってきなさい。」


すると亞里亞は不意にニコっと笑顔を返してきた。


亞里亞「亞里亞は……。」


そこで一瞬、間をおいた。


亞里亞「咲耶ちゃんとお茶がしたいです。」

咲耶「はい?」


唐突に返事を返され、間抜けな声をあげてしまった。






走る!
走る!
走る!

自分を信じて!
全力をだしきって


千影(なんだろう……光が見える……)





「おい、見ろ!あのグラサンしてる人、歌手の八桜はづきじゃないかッ!?」

「ほ、本当だッ!オレ、ファンなんだ!サインもらいに行こうぜ!」


ドドドドドドド!


彼らのすぐ目の前を、可憐がものすごいスピードで走り去っていった。


「気をつけろッ!走り回ってんじゃあねェッ!」

「握手するのはこのオレだッ!八桜はづきだッ!オレがみつけた八桜はづきだ!!


男がはづき姉に近づこうとすると、側面から同じスピードで千影が走ってきた。


千影「じゃまだッ……どけッ……。」


ドンッ


「わあああ!!」


千影は2人を派手にはね飛ばし、可憐の後を追っていった。





そして数秒後、街から少し離れた公園で可憐は止まった。


可憐「 + 激しく到着 + 


ぴたっと + 激しく忍者 + のポーズを取りながら、千影を待ち構えた。
すぐに千影も追いつき、2人は対峙する形となった。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




千影「フフフ……ここが可憐ちゃんのデッドライン……」


千影も可憐も戦闘態勢に入った。


可憐「ねえねえ、千影ちゃん。手加減して…くれるよね?」

千影「フフ……ダーメ

可憐「いぢわるぅw」

千影「残念でした……。」



バッ



2人は互いに間合いを離れると、それぞれの戦闘スタイルをとった。


可憐「いきますよ〜、可憐の新しい能力をとくとご覧になってくださいね


可憐はお兄ちゃんの写真が入っている胸のロケットをかざした。
そしてそこから光が満ち溢れ、可憐の体を包んでいった。





可憐「ミュウミュウカレン・メタモルフォーゼ!



―変身中―
(可憐、裸になる)


―変身中―
(ピンクのコスチュームに着替える)


―変身中―
(尻尾とネコ耳をつける)













――以下省略――












可憐「省略しないでくださいよ〜。」

千影「変身するのに……いちいち時間がかかりすぎなんだよ……。」


と、千影は特に変身もせず、右手からリスキニ・ハーデン・セイバーを出した。


千影「コスチュームが……子供向けアニメとは思えないようなカッコだが……それで戦えるのかい……?」

可憐「もちのロンロン♪」


可憐は尻尾をふりふりと振り、普通で特徴のないと言われるイメージを払拭しようと
色々とがんばっていた。


千影「なんかムカつくから……先手必勝……。」


ピカァ

ブゥゥゥン




光!
腕から出ている剣が光はじめた!

千影は先行ダッシュで、一瞬で間合いを詰めていった。


可憐「きた きた きた きた きた きた きた きた きたーーーーっ!!」


ブンッ


可憐「こ……この音は!」


可憐はすれちがう瞬間、目撃し理解した。千影の剣の秘密を!
剣のエッジはただの鋭いカッターではない!

動いていた!高速で動いていた!

サメの歯のような形の細かい微小な、
しかも鋭いツメがエッジの部分を滑るように走っていたのだ!

この一個一個が複雑な光を反射し、
千影の剣があたかも光を発しているように見えたのを理解した!


ブゥン


千影「ムゥ……。」


千影の狙いは正確であったが、可憐の動きはそれよりも速く、
剣はかすりもせずに空を切った。


可憐「さすがは千影ちゃん。他の妹に出来ないことを平気でやってのけるッ
    そこにシビれる!あこがれるゥ!……なんちゃって。」


可憐はネコのような素早い身のこなしで、千影を翻弄していた。


可憐「さて、今度は可憐のターン!」


可憐は武器――釘バットを取り出すとブンブンと振り回し始めた。


千影「ち…ちょっと待て……それは何かおかしくないか……?」

可憐「え〜、この釘バット、作るのに苦労したんですよ。」


確かにちょっと格好が悪いと思ったので、釘バットはそこら辺に投げ捨てた。


可憐「じゃあ、このトイ○ラスで買った『シュトロベルベル』でいいや。」


可憐の手にハート型のベルが握られる!
そしてそこに光のパワーが集まっていく!

可憐「――感じる……みんなの力を……みんなの力が……ひとつになる。」

千影「…みんなって誰……?」


バサッ


可憐「さあ、今から可憐ちゃんが嫌っていうほど、ご奉仕するにゃんっ!」


ベルの中からものすごいエネルギーが満ち溢れている!
エネルギーは増幅され、一気に放出される!



可憐「リボーン・カレンチェーック・サプライズ!!



ヴァッ


ものすごい光とともに、千影の体に衝撃波が襲う!
いくら不死身の肉体であっても、その衝撃に耐えられず所々に傷を負う。

    ムムムムウウウウウウウウウ
千影「MMMMWOOOOOOOOーーーーッ!!」


千影はなんとか踏みとどまったが、そのダメージは深刻であった。
破れた服はすぐに再生できるが、受けた傷は深かった。


可憐「わあ、さすがはト○ザラス。威力も本物並ですね。」


さらに可憐はシュトロベルベルを振り上げ、千影ににじり寄った。

しかし千影はニタリと笑い、余裕の表情を見せていた。


千影「フッフッフッフ……。」

可憐「! 千影ちゃんは今、生死を可憐につかまされています。こんな時に笑みをッ!」

千影「……あのね……こーやって腕を組んで…目をとじる笑いは……勝利の笑いだよ……
    可憐ちゃん……キミの『敗因』は……やはり特徴のない妹だということだったな……」

可憐「敗因?敗因ってなに!?」

千影「おや……?わからないのかい?可憐ちゃんは……私の心の中がわからないのかい?
    そして可憐ちゃんは……自分がすでに負けているのが…わからないのかい?
    私の上をいったつもりでも……そのさらに上を私がいっていたんだよ……。」


恥ずかしい格好ながら、可憐が千影の能力を越えたのは確実だ!
千影はさらにそれを超越してるという!どうするというのだ!

千影が耳をなでるときは――それは、千影のクセだ!――
きがねとか、良心とかいったものが、まるでない考えをしているときなのだ!


千影「確かにミュウカレンの必殺技は……弱点はないかもしれない……。」


千影は言葉を言い終わる前に間合いを詰めていった。


千影「だがね……弱点がなければ………」


千影が眼前に迫ってきたので、突発的に回避の行動に移ろうと思った。
だが、何を思ったのか、千影はいきなり可憐の目の前で静止した。


可憐「え…!?」


千影は何気なく両手を伸ばして、可憐のネコ耳をつかんだ。
可憐は突然のことで、すぐに反応ができなかった。



千影「弱点がなければ……作ればいい……。」

そして――





ぶちぃぃぃぃっ



思い切り、可憐のネコ耳を引きちぎった音が、あたりに響き渡った。


可憐「ANGYAAAAAA!!


可憐は地面をごろごろとのた打ち回っていた。


可憐「か…可憐のネコ耳があぁぁッ!唯一のセールスポイントがぁッ!」

千影「ンンンン……いい声だ……実にいい響きだ……その絶叫を…
    聞きたかったよ、可憐ちゃん!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


可憐「……」

千影「え?……なに?…ん?なんだって……今、何か言ったかい……可憐ちゃん…」


可憐は力の源を失いながらも、千影に挑んでいった。


可憐「ご奉仕するにゃんっ!」


ゴオォン

    ・  ・ ・
千影「ご…奉仕……?」


シュロトベルベルの威力が封じられている今では、もはや肉弾戦を挑むしかなかった。


千影「ご奉仕するにゃんっだとォーーーッ!!


パシィッ


唐突に千影の手に鞭が握られ、可憐を打ちのめしていた。


可憐「…!! そ、その耳はまさか……」

千影「そうだよ……『ミュウチカCHU!』だよ……このまぬけがァ……!」


千影はいつの間にか黄色い耳と尻尾をつけ、手には『リボン・チカCHU!・ピュア』が握られていた。


千影「万年人気1位の私に……出来ないと思ったのかい……。」


普通のキャラとて、ネコ耳を装備すれば、萌え度がアップする。
HPのギャラリーなどに描かれる程度だろう。

しかし、千影のネコ耳はその数百倍!
同人誌で多く描かれ、パクリキャラまで出てくることだろう。


千影「どうだい……自分のセールスポイントを失った気分は……?」

可憐「可憐が丹精こめて育てた『キテ・レツ・ヒャッカー』がッ!!」

千影「んん〜……実にナイスな返事だよ……。」



(可憐は…これから特に特徴もない妹に戻るのかな…決定的に…)

可憐はいともすんなりそれを受け入れた。
恐怖はなかった。痛みもなかった。後悔もなかった。

(やるだけやったんですから)

そう思った。

圧倒的人気の前にあるのは、特徴の無い自分を見る目だった。


千影「このネコ耳だ……ネコ耳もどきの可憐ちゃんを『スタンダードな妹』という……
    暗黒の淵に突き落とす……儀式には、やはりこのネコ耳が……ふさわしい!」


パシィッ

千影の鞭が可憐を打とうとした瞬間――


可憐(ネコ耳……可憐の何百倍もの人気のネコ耳……)


その時、可憐は、お兄ちゃんとの思い出を、走馬灯のように思い浮かべていた。


兄「なに可憐?千影が人気をくわえてはなさない?
   可憐、それは無理矢理引き離そうとするからだよ…
   逆に考えるんだ。『あげちゃってもいいさ』と考えるんだ。



お兄ちゃんの声が可憐の頭の中に響いた瞬間!
可憐の精神内に潜む爆発力が、とてつもない冒険を産んだ!



シュン!


可憐はすんでのところで鞭をかわし、立ち上がっていた。

可憐はなぜ立ち上がったのか、彼女自身理解していなかった。無意識だった。
しかし、可憐の肉体は知っていた。生き抜こうとする可憐の肉体が動かしたのだ。

可憐の生命の大車輪が、可憐の直感をプッシュしたのだ。


可憐「確かに可憐は特徴もなく、人気が高いわけでもないです。
    だけど、可憐の……いいえ、お兄ちゃんのお家には伝統的な萌えの発想があって……
    ひとつだけ残された方法があります。それは!」


クルッ

と、可憐は急に千影に背を向いた。


可憐「逃げるんですよォォォーーーーーーーッ!!


ダッ


脱兎のごとく、全速力で公園を出ると、そのまま住宅街へと逃げていった。


千影「フフフ……この私から……一時でも逃げられると思っているのかい…………
   もう二度と自分の力で……人気を上げることはできないんだよ……」


千影もすぐに可憐の後を追っていった。


可憐「例え特徴がなくても、可憐がヒロインであることは事実。人気よりも大役を務める。
    それが可憐の人生哲学、モンクありますか?」


わけのわからないことをほざきながら、可憐はとある場所へ向かっていた。


可憐(あの場所へ……あの場所へ行きさえすれば……)



←To Be Continued









最初、全部パワーストーン2ネタにして4人バトルにしようかと迷ったんですが、
はたしてパワーストーンを知っている人がどれだけいるのやら。
私の周りではわりと常識なのですが……
っていうか、機会さえあれば今だにやってるのもアレですね…。


つか、3部作になっちった………
反省。



燃えるゴミは月・水・金
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