必要なものは『わたくしのサークル』である。
マリリン・マンソン
『鞠凛・衛村』
・ ・ ・ ・ ・
わたくしのサークルの先にあるものこそが、同人がさらに先に進むべき道なのである。
必要なものは信頼できる兄である。
彼は欲望をコントロールできる人間でなくてはならない。
権力欲や名誉欲、金欲・色欲のない人間で、
彼は人の法よりも、妹の法を尊ぶ人間でなくてはならない。
いつか兄上様もそのような人間になるのでしょうか?
必要なものは『や○いに目覚めた5名以上の妹』である。
パワー
や○いの妹には強い力があるからである。
必要なものは『14の言葉』である
「ナウラ」
「ハプスビー」
「ラコニアンポット」
「まばたきをしない女性」
「ジャコウネコ」
「プロセダン」
「グリーンスリーブ」
「クーリー61」
「シーフォース」
「ペンギンのエサ」
「ププニ」
「けっこう単純なヤツ」
「ルーンスライサー」
「赤い輪」
わたくし自信を忘れないように、この言葉をわたくしのサークルそのものに
キーワードとして刻みつけておきましょう。
必要ものは『勇気』である。
わたくしはサークルを一度捨て去る『勇気』を持たなくてはならない。
朽ちていくわたくしのサークルは、5のや○いの妹を集めて吸収。
そこから『新しいもの』を生み出すでしょう。
『生まれたもの』は目醒める。
信頼できる友が発する14の言葉に知性を示して…
『友』はわたくしを信頼し、わたくしは『友』になる。
最後に必要なものは場所である。
東京都江東区有明3-21-1へ行き……
次の『冬』の時を待て……。
それが『天国の時』でしょう……。
夏コミが終わり、サークルメンバーが再起不能になるトラブルもあったが、
緊急の助っ人のおかけで新作の本もなんとか売り上げることができた。
鞠絵「ふぅ、今回は人数が大幅に減ってしまったおかげで予定通りにはいきませんでしたね。」
急遽2人の売り子を雇ったのだが、2人ともクセが強い人物だったので押さえつけるのにかなり苦労した。
変にテンションが高かったり、本部においてあるジュースやら菓子やらを盗ってきたりと
鞠絵の目を盗んでは色々悪さをしていた。
鞠絵「ところで、あなたが助っ人になってくれるとは思いませんでしたよ…。」
鞠絵はその少女に視線を送った。
少女は視線を返すこともなく、ただテーブルにあったチョコを貪って食べていた。
水色のひらひらがたくさんついたドレス。
髪の色もそれと同じ色で、黒い色のリボンがついているヘッドドレスを身に付けていた。
少女――亞里亞はチョコを全部食べ終わると、まだ食べたりないのかさらにチョコを要求してきた。
亞里亞「くすん……ショコラもっと欲しい…」
もうチョコを2箱も開けていたが、鞠絵はしょうがなくチョコを与えることにした。
鞠絵「はいはい、チョコですね。2個でいいですか?」
箱からチョコを2個取り出したが、亞里亞は足りないのかさらに要求してきた。
亞里亞「くすんくすん……3個がいい…。」
鞠絵 「甘いの3個欲しいのですか?3個…イヤしんぼですね。
いいでしょう。3個あげましょう。」
鞠絵は3個のチョコを手に取り、亞里亞に向かって思い切り振りかぶった。
鞠絵 「行きますよ亞里亞ちゃん。3個行きますよ!」
そして野球のボールのように亞里亞にビーンボールを投げた。
ドシュゥーーー
時速150kmを越すスピードで投げられたチョコは一斉に亞里亞に向かって飛んでいき、
バクバク!
亞里亞は寸分の狂いも無くチョコを口で受け止めた。
鞠絵「あっ、ごめんなさい…ミカエルのところに……」
力任せに投げたため、コントロールを失ったチョコがミカエルの方向に飛んでいってしまった。
だが亞里亞はそれを察知すると一瞬でミカエルの所まで高速移動し、
ドゴォ!
パクッ
邪魔なオブジェ――ミカエルを鉄山靠で吹っ飛ばすと、素早くチョコをキャッチした。
亞里亞「♪甘〜い甘〜いチョコレート〜 一口ごとにデブになる〜♥」
亞里亞は陽気に歌などを歌っていたが、その横ではミカエルが痙攣を起こしていた。
鞠絵「あらあら、ミカエルったら、血泡なんて吹いて。」
自分もチョコを食べながら、平和な時間を過ごしていた。
鞠絵 「ところで亞里亞ちゃん、前から聞きたかったことがあるのですが……」
亞里亞「はい、何でも聞いてください。」
鞠絵は唐突に亞里亞に質問をしてきた。
鞠絵 「どうしてみなづきと声が一緒なんですか?」
亞里亞「知りません。」
即答。
触れてはならない話題だったのか、それとも本当に知らないだけだったのか
亞里亞は笑顔を返すだけだった。
鞠絵 「…そ、そうですか。」
鞠絵はとりあえずそれ以上は追求しなかったが、非常に気になってしかたがなかった。
鞠絵「ま、まあそれはいいとして……彼女は遅いですね……。」
もう一人の人物は、かれこれ1時間は遅れていた。
亞里亞はまだ言う事を聞くほうだが、”彼女”は既に鞠絵の手に余っていた。
鞠絵「まさかとは思いますが、そこら辺で列車にでも轢かれて、
『ダメダメ血が出てる、今日は帰ろう』なんてことになってなければいいですが……」
鞠絵が縁起でもないことを考えていた時、突如どこからか声が聞こえてきた。
「大丈夫で〜す!!
人間的に成長した可憐は死地より生還しました。
っていうわけで1時間ほど遅れまして、海より深く反省しつつ、
さっきまで線路の上にいたりして、食物連鎖の下っ端になるところでしたが、
おかけで線路脱線で、力ずくでたどり着いたこのすーばらしい帰巣本能に遅刻という文字は…………」
ガシャーーーン
可憐「似合わない〜〜〜〜〜ッ!!」
その人影は4階の窓をブチ破り、引かれていたカーテンを切り裂いて部屋に入ってきた。
そして空中で2回転半ムーンサルトを決めると、華麗に着地した。
亞里亞「10.0点…」
とりあえず亞里亞は無責任に点数などをつけていたが、
窓から入ってくる光を避けるように、鞠絵は慌ててそこから離れた。
可憐「チィえ〜〜ス、ホイッス!やっぱり遅刻した時は窓を蹴破るに限りますね♥
って、鞠絵ちゃん、そんなスミに隠れて何やってるんですか?」
鞠絵「可憐ちゃん……ここにはドアがあるってことを忘れたんですか…?」
可憐「何かよくわかりませんけど、質問を質問で返すのはよくないですよ。」
手屁ッ☆っと笑っている可憐にもはや何も言えなかった。
それよりも窓の修復と割れたガラスを片付けるのが先決だと、例のリモコンのスイッチを押した。
鞠絵「可憐ちゃんはスポーツは好きですか?」
可憐「ウイッス!この可憐、学校では頭がぷんすかな分、体育だけはバリバリです♥得意種目は水泳とか…」
鞠絵「では泳いできなさい。」
と、鞠絵は天井から下がってきた紐を引くと可憐の床に穴があいた。
ガコン!
可憐「行ってきまーーーーーーーーーーーーーーーす。」
キュピーン
落下時間約5秒。
その間に可憐は十数年の人生をダイジェストで見ることができた。
可憐「水ばっかッ!
これがクロール、背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎ、犬かき!
ふぇっ!足つったぁ…」
それから可憐のブチまけたガラスの破片を掃除するのに20分はかかった。
可憐はというと、『刻むぜ!波紋のビート!』を48回いったあと、登頂に成功。18分38秒。
鞠絵「とりあえず窓は雨戸を閉めればいいですが、これからはドアから入ってきてくださいね。」
可憐「気が向いたら。」
ドゴォ!
鞠絵「もう一度言います。これからはドアから入ってきてくださいね。」
可憐「…おーけー……」 ←返事
可憐は頭を押さえてなんとか返事を返した。
鞠絵「ともかく、2人に集まってもらったのは他でもありません……その訳はわかりますね?」
可憐「前回の雛子ちゃんが行方不明になったことですね。」
…………
鞠絵は無言になった。
可憐「確か鞠絵ちゃんに会いに行くって言ってから見てないんですけど、知ってますか?」
鞠絵「なんのことでしょう?」
鞠絵は何も知らないかのように素で返していた。
可憐「えっ…?だって雛子ちゃん、鞠絵ちゃんに会いに行くって……。」
鞠絵「2人に集まってもらったのは今後のサークルについてです。」
可憐「あう……流された…。」
可憐はとりあえず、どこかでリセットをかけられたんだなぁと自分で思い込んだ。
そのころ亞里亞は5箱目のチョコを食べ終わると、また泣き始めた。
亞里亞「…くすん、くすん……もっとショコラほしい……。」
可憐 「あー、亞里亞ちゃん泣いちゃだめですよ。」
可憐はそばにあったチョコの箱を開けると、手に一個とりだした。
その瞬間、亞里亞はチョコの匂いをかぎつけると可憐に寄ってきた。
可憐「本当に亞里亞ちゃんはチョコに目がないですねー。」
鞠絵「可憐ちゃん、箱は亞里亞ちゃんの見えないところへ隠して。」
可憐が亞里亞にチョコを食べさせようとすると、
バグッ
亞里亞は反対の手に持っていたチョコの箱を奪っていった。
可憐「あっ!箱のほうをとられちゃいました。」
あっという間のできごとに少し驚いてしまった。
とりあえずおとなしくはなったので、亞里亞はそのままにしておいた。
鞠絵「それはともかく、我がサークルのことです。可憐ちゃん、話を続けていいですか?」
可憐「はい、いいですよ。モグモグ。」
可憐はチョコを頬張りながら鞠絵の話を聞いていた。
そして何故かテンションも上がっていた。
鞠絵「我がサークルの未来は暗いですね…。」
可憐「暗いですぅ!イェーイ!」
可憐は敬礼のポーズをとると、さらにテンションを上げてきた。
可憐「この可憐、鞠絵ちゃんのサークルメンバーとして常日頃から理想を実現するべく
努力、友情、勝利のコンセプトでじゃあんぷしております!」
鞠絵「では、何故我がサークルの未来が暗いのか、具体的な理由を言ってみなさい。」
可憐「ぎくぅ、ひぇ…そ、そいつはあれですかい?昔から『女房のへその緒は産科医にしておけ』
という諺がありますように…あるいは、アメリカで『ジリーの子沢山』といわれている……」
とそのとき、横から亞里亞が意見を述べてきた。
亞里亞「鞠絵ちゃんのサークルの未来が暗いのは、咲耶ちゃんと千影ちゃんがいるからだと思います。」
鞠絵 「うん、見事な答えです、亞里亞ちゃん。」
ズガーン!
可憐「なんとッ、いいなぁ、可憐もお褒めにあずかり、光栄してみたいっス!
くぅ〜、最近鞠絵ちゃんったら亞里亞ちゃんばっかかまって、可憐だって可憐だって可憐だって……」
鞠絵「可憐ちゃん。」
鞠絵に呼ばれてすぐに敬礼のポーズを取り直した。
可憐「はい!なんですか。」
鞠絵「可憐ちゃんの誕生日にはまだ早いですが、ステキなプレゼントを用意しておきました。」
可憐「ほ、ほんとうですかぁ!?」
鞠絵は手元のスイッチを押し、天井から下がってきた紐を引いた。
ガコン!
鞠絵「ハンドバックでもベルトでも好きなものに。道具は同封しておきました。」
可憐「ワニーっ!ワニーっ!あっ、ナイフが一本。」
可憐はナイフと手にとると、数十匹いるワニに向かって斬りかかっていった。
可憐「ワニを倒す時は、口をはがいじめにしてナイフで延髄をざくーッと!
あっ、いま可憐のスカートかじりましたね。貴様を仕留めるッ!」
バァァン
可憐「可憐が最強だぁぁ―――ッッ!!
長所が見えますよォォォォォォ!!かかって来なさいッ!!ファイトクラブだッ!」
たとえ相手が百匹いても、同時に攻撃できるのは4匹まで。
同時に4方向攻撃ができれば、策は必要ないのである。
そうして可憐は次々とワニを水の底に沈めていった。
鞠絵 「というわけで亞里亞ちゃん、可憐ちゃんと仲良くあの2人を再起不能にしてきてくださいね。」
亞里亞「はぁーい♥」
こうして咲耶と千影に新たな影が迫る。
この2人は夏が終わっても暇なのか、またフラフラと街を歩いていた。
特に約束もしていないのに、街へ出ると偶然出会ってしまう。
もはや腐れ縁でしかなかった。
咲耶はとりあえず、アクセサリーなどを見て回ろうと考えていたのだが、
千影の方はというと、相変わらず考えていることが読めなかった。
こっちにも聴こえてくるような大音量で音楽を聴いていた。
♪つかもうぜ DRAGON BOLL
世界で一等 スリルな秘密
追いかけろ DRAGON BOLL
世界で一等 愉快な奇跡
この世はでっかい宝島
そうさ 今こそアドベンチャー
咲耶「…ねえ千影ちゃん……。千影ちゃん、ちょっと……。」
まるで聴こえていないようだったので、手を振って気づかせた
千影「あ……なんだい…?」
千影は途中まで聴いていた音楽を中断し、ヘッドホンを外した。
咲耶「あ〜〜何、その…あれよ……。」
咲耶はなんとか千影の音楽を止めさせようとアイデアを思い浮かべていた。
咲耶「千影ちゃんさあ〜、たしかアメ持ってたわよね〜、一個くれない?」
千影「ん……ああいいよ……。これでいいかい……?」
咲耶「ああやっぱり、せっかくだから私は赤いアメを選ぶわ。」
千影「赤いアメね……。」
千影はバックの中からアメの袋を破り、赤いアメ玉を取り出した。
その隙に千影のポケットに入っているMDの中身を、自分のもっているMDとすり替えた。
千影「はい……。」
咲耶「ありがと…いや、ありがと……。」
そして千影がMDを再生した瞬間……
♪Master of Puppets!!
I'm pulling your strings!!
twisting your mind !!
and smashing your dreams!!
千影「うわああああああ!!」
いきなり大音量でヘヴィメタが聞こえてきた。
千影「な…なんでいきなり……『METALLICA』が聞こえてくるんだ……!?」
咲耶「やれやれだわ…。」
千影は半泣きになりながら、しょうがなくMDをバックの中にしまい込んだ。
千影「うう……ドラゴンボールはGTまで全部見たのに…………。」
咲耶「うるさい音楽を間近で流すからよ。」
そんなこんなで歩いていると、前方に見知った顔が現れた。
薄紫色の髪、全体的に黒を基調とした服装は、千影のファッションに近いものがあった。
ファッションだけではなく、他を寄せ付けない雰囲気は千影以上のものを感じさせた。
千影「はっ……あの人は……」
咲耶「あら、うちの学校のきさらぎ先生じゃない。」
二の舞きさらぎ
私立こよみ学園で化学の授業を担当している。
その授業内容はデンジャーな実験ばかりで、授業中のケガ人は日常茶飯事だという。
きさらぎ「あ……咲耶さんに……千影さん……。」
咲耶「きさらぎ先生、こんにちはー。」
千影「きさらぎ先生におきましては……ご機嫌うるわしゅう……。」
咲耶「何、急に改まってるの?」
千影は忠誠を尽くした執事のようにかしこまっていた。
咲耶はなんとなく、そのわけが分かったような気がした。
咲耶(類は友を呼ぶってヤツね…。)
魔術と化学に長けているきさらぎは、千影にとって象徴に近いものを感じさせていた。
きさらぎ「ところで千影さん……最近……何か大きいことを……成し遂げたようですね……。」
千影は得意顔になってこう答えた。
千影「はい……1日でジョジョの奇妙な冒険76冊……全部読みました……。」
きさらぎ「さすが……カタッツの子ですね……。次回の暗黒武術大会を……楽しみにしてますよ……。」
咲耶(なんかすごいわね……。)
既に2人の会話に着いていけなかった。
そしてきさらぎママは遠くの空を見上げると、千影に問い掛けてきた。
きさらぎ「夕日が……美しいですね……。」
突如昼間にもかかわらずそう言ってきた。
すかさず千影が返す。
千影「はい……!美しゅうございます……」
きさらぎ「ならば……」
「こよみ学園化学部は」
「生と死の緊張感よ!」
「今日も笑顔で……」
「危ない実験……」
「見よ!化学部は赤く燃えている!!」
血 看 危 今 生 新
染 招 険 日 死 化 一
化 ! 実 笑 緊 学 派
学 験 顔 張 部
部 感
一
片
紅
きさらぎ「それでは……また……」
千影「先生!?せんせぇぇぇぇぇ!!!!」
きさらぎママは突然2人の前から消え去っていた。
咲耶は何が起こったのかまるでわからないようだった。
咲耶「…なんかよくわからない先生ねー。」
千影「何を言う……あの人はその気になれば……パワーストーンだって作れるんだよ……。」
咲耶「すごいんだか、すごくないんだか、よく分からないわ…。」
とりあえずはそれ以上は突っ込まないことにした。
それから、コンビニでジュースを買って、近くの広場でまったりと過ごしていた。
だが、あまりにも暇なので、場がもたなかった。
千影「…暇だから……兄くんの家にでも……チェキしに行くかい……?」
咲耶「そうね、ここで何もしないよりかはいいわね。」
2人が立ち上がって兄の家に向かおうとしたその時、
突然どこからか声が聞こえてきた。
「そこまでよッ!
チカチュウ、ゲットでCHU!」
上方から謎のシルエットが現れた。
千影「なにィ!?……新手のスタンド使いかッ!?」
「新手のスタンド使いかッ!?と聞かれたら」
「答えてあげるが世の情け」
「世界の平和を守るため」
「世界の破壊を防ぐため」
「地球の未来にご奉仕するにゃん♥」
と、雑居ビルの上から可憐と亞里亞の姿がはっきりと見えた。
ムムムウウ
千影「MMMWW!!……私のキメ台詞をパクるとは……」
咲耶「ほほう…。」
お前は東京ミュウミュウも意識しているのかと、小一時間問い詰めたかったが、
とりあえずそれは保留しておいた。
「とおッ!!」
2人は3階の屋上から勢いよく飛び降りた。
亞里亞「♪風に〜揺られて〜」
可憐 「ずべちゃ…」
亞里亞は傘で華麗に着地していたが、可憐は派手に地面とキスしていた。
咲耶「人間ってバウンドしないものなのね。」
千影「人間の体は血の詰まった風せんだからね……爆裂するよ……。」
だが、可憐は何事もなかったように無傷で立ち上がった。
可憐「くそーっ、傘取り逃しちゃった。手屁ッ☆
思うにメルとジュリアは傘を持ってるのに、何故飛行船ステージで落ちるのだろう……。」
確かに気になると咲耶と千影は思った。
それに武器を持つと、傘はどこに閉まっているのだろうかと不思議でしょうがなかった。
可憐「さあ、咲耶ちゃんとネコ耳!鞠絵ちゃんのサークルの未来のためにご奉仕させていただくにゃん♥」
千影「にゃんって言うな……。」
咲耶「前回、無様に逃げたくせに態度がでかいわね。今度は逃がさないわよ。」
亞里亞「♪ショコラ、ショコラ、ショコラー ショコラーを食べーるとー…………」
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